健康のキホンは体内環境から! 腸内&ホルモン最新検査事情

無料モニタープレゼントつき! 予防医学の最新検査をレポート 腸内&ホルモンチェックで内側から健康に!

高齢化が進む日本。アメリカのように、健康保険が民間に委ねられる時代も遠くはない?! そうなっても焦らず元気に年を取るためにも、「病気にかかってから病院へ行く」ではなく、「病気にならないように病院へ行く」習慣をつけておくことが大切です。今回はそんな「予防医学」のスペシャリストが行なっている、最新の検査をカラマネスタッフが体当たりでレポートします。

カラマネスタッフが挑戦!

  1. Vol.1 腸内環境検査「フローラチェック」
  2. Vol.2 ホルモン検査「トータルホルモンチェック&ケア」

Vol.2 ホルモンバランス検査「トータルホルモンチェック&ケア」

今回ご紹介するのは、ホルモンの状態を検査する「トータルホルモンチェック&ケア」。ホルモンは、加齢とともに低下していくものですが、その値を最適に保つことで老化を防ぎ、健康を維持するという考え方が近年注目され始めてきています。今回もカラマネスタッフのずっきーとまいりんが挑戦し、アンチエイジング医学を専門とする上符正志先生にお話を伺ってきました!(写真:石引 卓)

「トータルホルモンチェック&ケア」の特徴

性別ごとに、主要なホルモンバランスを検査!

ホルモンには、加齢によって低下するホルモンと、年齢に依存しないホルモンがあります。トータルホルモンチェック&ケアでは、年齢に依存するホルモンについて、女性13項目、男性12項目を測定します。



6分野に分類し、リスクをわかりやすくグラフ化!

検査結果を「脳(下垂体)」、「甲状腺機能」、「がん」、「副腎機能」、「ストレス」、「性ホルモン」の6分野に分類し、5点満点でレーダーチャート表示します。標準値は3点、目標値を5点としています。

チェックの流れ

  • 1
  • トータルホルモンチェック&ケアを行なっているクリニックを予約し、当日に採血と問診票の記入を行ないます。
  • 2
  • 2~3週間後に検査結果が出るので、クリニックで医師から検査結果の説明やアドバイスを受けます。

トータルホルモンチェック&ケアの考え方by上符先生

キモとなるのは、「ホルモンの母」と呼ばれるDHEA

副腎はさまざまなホルモンを作り出す大切な臓器ですが、そこで作られるホルモンのひとつがDHEAです。年齢とともに減っていくホルモンを脳下垂体がモニターし、あるホルモンが減ってしまうと、DHEAがそのホルモンに変化するんです。そのため、DHEAは「ホルモンの母」と言われています。例えば、閉経を迎えた女性は、卵巣から女性ホルモンが作られなくなります。すると、副腎がDHEAを原材料として、女性ホルモンを作るんです。男性も同じで、事故などで精巣がなくなった場合は、男性ホルモンは副腎が作ります。ほかにもDHEAには免疫力強化作用や抗ストレス作用、筋肉増強、記憶力・記銘力(新しく体験した物事を記憶する能力)、性機能の改善など、さまざまな役割があり、アンチエイジング医療でもっとも注目されているホルモンなんです。


ダムから下流へ。ホルモンの流れをトータルでみることが大切

トータルホルモンチェック&ケアで測定する、「DHEA=ホルモンの母」、「コルチゾール=ストレスホルモン」、「テストステロンやエストラジオール=男性ホルモンや女性ホルモン」は、単独で評価を判断しがちですが、実はそれぞれが深く関わり合っているんです。これらのホルモンはコレステロールを原料として、下図のような流れで生成されています。


よく例えで表わすんですが、DHEAをダムとすると、テストステロンやエストラジオールは川の上流下流。そしてそのDHEAの手前にも、コルチゾールへ分岐するダムがある。だから、ストレスが過剰な人は、まずはコルチゾールに水が多く流れていって、DHEAに溜まる水が少なくなる。そこからさらに上流で分岐し、下流にようやくたどり着くため、エストラジオールなんかは本当に最後に流れ着いた水でやりくりしている状態なんです。エストラジオールが少ない人には、女性ホルモンを投与する治療が行なわれますが、実はDHEAをたくさん投与すると増える場合もあるんですね。単独で見るのではなく、全体のホルモンの流れで見ることが大切なんです。

カラマネスタッフのチェック結果

  • ずっきー結果
  • まいりん結果
  • ずっきー 36歳男性 健康志向 最近ジムに通っている 驚異的なDHEAの高さも、ストレスにのまれて実力半減 上符 正志先生

    総合点も高得点ですが、特にDHEAが417と非常に高いです。身体のなかはまだ20代ですね。一方、ストレスホルモンであるコルチゾールが12.6とかなり高く、身体がすごくストレスを感じているようです。一般的に、コルチゾールが高くてDHEAが低い人が多いのですが、ずっきーさんの場合には十分なDHEAがありますので、コルチゾールを下げるには、DHEAの補充ではなく、睡眠やリラクゼーションといったメンタル面での改善が必要となります。


    また、男性ホルモンの総量であるテストステロンは7.19と高めなのに対し、活性化している男性ホルモン、すなわち遊離テストステロンは10.6と低くなっている。また、DHEAから変化するエストラジオール(女性ホルモン)も15.0とかなり低いです。ずっきーさんの場合は、コルチゾールを下げないとこれらは上がらないと思いますね。図1を見るとわかりますが、コルチゾールが高いため、そちらにコレステロールが取られて、DHEAの下流にある男性ホルモンや女性ホルモンまでいかないんですね。

    上符 正志先生

    ストレスがあると、ストレスホルモンだけでなく、ストレスを抑えようとするDHEAの両方が出るんです。本来なら、ストレスがこれだけ高いとDHEAまでコレステロールがいかないんですが、ずっきーさんの身体は若いんでしょうね。両方きちんと出ていて、バランスを保とうとしている。でも、年齢とともにDHEAは減っていき、ストレスホルモンは増えていくものなので、この状態を続けていくとバランスが崩れることは明らかです。


    総評としては、ストレスマネジメントをぜひ行なってください。原因は僕にはわかりませんが(笑)、大きなストレスが現在かかっているようですから…。あと、運動にもう少し負荷をかけても良いと思います。遊離テストステロンが低いため、せっかく運動しても筋肉が付きづらいからです。

  • まいりん 35歳女性 ここ数年で手術や病気が続いている 全体的にボロボロ。ストレスマネジメントでかろうじてキープ 上符 正志先生

    総合点が61点。けっこう低いですね。DHEAが195…これも低いですね。ここ数年で手術したり、病気にかかったということですが、これでDHEAをかなり使われたんだと思います。DHEAは免疫やストレスなど、いろんなことをバックアップするホルモンですから。一方、ストレスはほとんどないです(笑)。うまくマネジメントできているんでしょうね。これでストレスも高かったら大変な状態ですよ。


    テストステロン0.47もちょっと低いですが、男性ホルモンは女性の場合、DHEAから変化しますから、DHEAの低さを考えるとこの程度かな。疲れやすさもこういったところから来ているのでしょう。今後、まいりんさんはホルモンがキーワードになるかもしれませんね。いまはまだ若いから、なんとか基準値ギリギリをキープしていますが、年齢とともに確実にホルモンは落ちますからね。バックアップホルモンがないので、普通の人以上にホルモンだけは注意しておかないといけません。

    上符 正志先生

    エストラジオール、プロゲステロンが低いのは、採血したあたりがちょうど生理だったということが影響しているのでしょう。それを加味しても低いのですが…。本当は生理から数えて14~20日目あたりに採血するのがベストです。卵胞刺激ホルモン、黄体刺激ホルモンは問題ありません。ちなみに、ピルを使っている方は、このふたつが下がり過ぎることもあります。甲状腺の各数値もバランスが悪いですね。現在、バセドウ病の治療中ということで、まだ完全にコントロールしきれてないということでしょうね。


    総評としては、甲状腺、婦人科系が問題です。次のステップを考えるとしたら、DHEAの内服で目標値を目指すことがまずは必要かと思います。本来、まいりんさんの年齢だと、今がいちばん元気で、輝くべき時期なんですけど…赤点がけっこうあるからねえ(笑)。

検査を受けた感想

ずっきー
  • ポテンシャルが高い反面、ストレスによってそれが活かしきれていないとの結果に、「なんか自分らしいな」と妙に納得してしまいました。ストレスの原因はなんとなくはわかっていますので(苦笑)、これまで以上に、本気でメンタルケアに取り組んでいきたいと思います!
まいりん
  • 20代で不摂生の限りを尽くした結果、30代でガクンと体力が落ち、ここ数年は肝臓を切る手術や甲状腺ホルモンが出過ぎる病気と続き…身体に大きな負担がかかっていたんですね。心を入れ替え、定期的にチェックしていこうと思いました。

アメリカではごく普通に医療に用いられているDHEA。その働きの重要さに反し、日本ではまだほとんど測定されることがないという現状に、スタッフ一同驚かされました。しかし最近では規制緩和によって、ロキソニンやガスターが市販されるようになってきたことを考えると、これから日本が迎えるであろう保険制度の変容も、うっすらと想像できるでしょう。改めて、「自分の健康を国任せにしない」という意識が強くなり、そのためにも予防医学の重要性を学ぶ機会となりました。

  • Vol.1 腸内環境検査「フローラチェック」
  • Vol.2 ホルモン検査「トータルホルモンチェック&ケア」
監修
上符 正志先生
上符 正志先生
銀座上符メディカルクリニック院長、ニューヨーク ザ・サレーノ・センター顧問、国際医科学研究会理事、日本抗加齢医学会評議員。
1960年、山口県下関市生まれ。九州大学工学部在学中、医師が社会で果たすべき役割に目覚め転身、産業医科大学医学部に入学。卒業後、横浜市民病院外科、北里大学医学部救命救急センター、益子病院内科などで治療に携わりながらも、病気の早期発見・早期治療の方法に限界を感じていた。そんななかでアンチエイジング医学と出会い、発症を未然に防ぐ患者本位の医療の可能性を見い出す。米ニューヨークのザ・サレーノ・センターで行なわれている最先端治療プログラムを習得し、日本に導入している。
クリニック紹介
銀座上符メディカルクリニック
銀座上符メディカルクリニック
【住所】
〒104-0061東京都中央区銀座2-7-10 銀座ワカホ第2ビル6F
【診療時間】
月、水~土曜日 10:00~18:00
火、日曜日、祝祭日休診
【TEL】 03-5524-5588
【WEB】 http://www.uwabu.com/
会員登録・アップグレードはケータイサイトから
会員サービスの比較につきましてはコチラをご覧ください。
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ほかにもすごい DHEAの実力 by上符先生
不妊症の相談に来られる患者さんのDHEAを測定すると…本来は200はあるはずの20~30代の女性が、ほぼ例外なく50以下なんです。DHEAが50以下の女性が妊娠するというのは、理論的には55歳以降の女性が妊娠しようとしているのと同じことですから、自然には妊娠できないですよね。そういう方にはDHEAを処方して治療していきます。現にこの治療で妊娠・出産されている患者さんが何組かおられます。アメリカだと普通に使いますが、日本は薬事法でまだ認められていないので、婦人科では使えません。自費診療では使い始めていますね。
また、男性更年期の相談に来られる方もかなりいらっしゃいますね。心療内科で半年治療しても良くならない方のホルモンを分析すると、ストレスホルモンが非常に高く、男性ホルモンが低くてDHEAが枯渇しているんです。うつにみえるけど、原因は過剰なストレス反応なんです。そういう方にはDHEAやテストステロンを補充するホルモン治療を行ないます。心療内科でなかなか解決しない場合には、ホルモンバランスを疑ってみると良いかもしれません。
アンチエイジングにいちばん積極的なのは…?
「アンチエイジング」と聞くと、女性の美容といったイメージがありますが、早い時期から積極的に興味を示していたのはIT系のビジネスマンや経営者の方たちに多く見られたそうです。そのため、ビジネス誌や経済誌でも特集が頻繁に組まれるほど。仕事に対して意欲的な方たちにとって、身体はなによりの資本。いくら仕事をしようと思っても、身体が動かないとビジネスにならないため、彼らの興味の対象は、お金を稼ぐことより、まずは健康を維持することなんですね。そういった考え方に変わってきたのは、ここ2、3年くらいだそうです。
先進国アメリカでは唾液でホルモンを測る時代
アンチエイジング医療が進んでいるアメリカ。いまやホルモン検査は血液ではなく、唾液での測定が多いそう。そして実は、ホルモンの「総量」を測る血液検査に比べて、たんぱく質から離れた、「実際に細胞に入ってくるホルモン=フリー(遊離型の)ホルモン」は、唾液で測定するほうが有効なんです。というのも、唾液からの採取だと、唾液腺を通過して出てくる、分子が小さいホルモンしか出てこないから(そのため、分子の大きい甲状腺ホルモンや成長ホルモンは、唾液では測れません)。日本ではまだ唾液での測定は行なわれていませんが、アンチエイジング医療の先進国ではそこまで進んでいるんですね。

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